沖縄で斜面に通信装置が設置されたことによりデータが継続的に蓄積できるようになりました。いわば観測データの生中継が持続的に行われるようになったわけです。
早速データを見ていると、いろいろなことがわかります。予期していたよりもデータはいわば「きれい」でした。これは現地でしっかりと設置していただいたことが大きな要因だと考えられます。八王子キャンパスでの試行では地面に穴を開けてコンクリートで固めるといった設置方法をとるのは困難ですから、共同研究ならではのことでしょう。
八王子では9月の学会発表に向けたデータの整理を始めました。八王子での試験モニタリングを初めて半年以上が経過し、データもかなり蓄積されています。例えば、当初の見込み以上に乾電池版でも長持ちしそうだ、といった具合にデータに基づいて確認できることはたいへん重要です。
現地と八王子キャンパスでの観測データ整理の利便性向上のため、Chart.jsを用いたデータのグラフ化も行いました。単におおよその傾向をさっと視認するために作ったのですが、カーソルを合わせるとそこでの値まで確認できることがわかりました。これは予期しない副産物でしたが、たいへん便利で助かっています。このまま、他の分析処理までブラウザー上で実現してしまおうと考えています。