沖縄で卒研生と計測実験を行いました(共同研究報告)

センシング技術活用研究室では沖縄県の建設コンサルティング企業 南伸様と3つのテーマで共同研究を行っています。それらに関連して卒研生2名とともに沖縄へ行ってきました。

最初に開始したテーマ(1)について、既に現地で制作・設置されている計測装置からのデータ受信に問題があったため、八王子での予備実験の後、実際に設置された県道沿いの斜面で様々な場所・装置の組み合わせでデータ計測を行いました。幾つかの新規機材も持ち込みました。卒研生の働き(事前の予備実験を含む)により、かなり実用性という面からよい結論を導き出せる見込みが得られました。

テーマ(2)、テーマ(3)についても試作した装置を持参して、今後の進行などの具体的な内容を検討・確認することができました。実験実施の目処がついたので、私以外が据え付け、データ計測できるように実験装置として整えることが急務となりました。

このあたりは今回のように遠隔地での共同研究では特に重要です。自分の管理下で実験を行うのであれば、自分が理解して対処できればOKで、準備は容易です。しかし、他者に実験を委ねらるためには、様々なケースを想像しておいて、準備・対処しておかなければなりません。実験の本質的な部分よりも、こちらのほうが難しいかもしれません。こういった過程から学べることも多くあります。

追記:
卒研生2名はずいぶんと土産物を買い込んでいました。実験は(主に気温・日照と蚊が)たいへんでしたが、全体としては楽しめていたようで何よりです。

前回と異なり、今回は学生を連れてのことでしたので、まずは無事に帰って来れて一安心しています。

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