6/18のオープンキャンパスまで1週間もありませんが、昨年作成したLED看板のリプレース版の作成に取りかかりました。自由度と頑健性を高めることが狙いです。リベンジとも言います。
設計、部分的な実装、検証まで完了しましたが、ここからがたいへんです。残り何本の配線を半田付けしなければならないのか…。なまじ動作が確認できているので、モチベーションが逆に低下気味です。
LEDとはいえ、個数が多いので消費電力がかなり大きくなっています。当初は(計算せずに)小さなACアダプター1つで動かすつもりでしたが、計算するととても足りません。別に電源を手配したところです。
今回はWS2812というコントローラー搭載のLEDテープを使っています。これだと一つずつ点灯制御できるので、マトリックス上に並べて任意の文字や記号を表示することにしました。制御マイコンは手軽にArduinoとしました。
今回、全部で千個以上のLEDをつなぎましたが、そのOn/Offのマップを配列で用意しようとすると、(マイコン的には)かなり大きなメモリー領域を必要とします。手元にあったArduino Unoでは足りませんでした。変数の型を変えたり、低解像度化(圧縮)することも考えましたが、時間が足らないのと多少軽減しても表示バリエーションを増やせません。そこで根本から解決するため、Zero Pro(M0 Pro)を用いることで回避しました。Arduinoはボード種別によって細かいところが違いますから、適したボードを選ぶだけで問題解決できる点も魅力です。
完成は7月のOCでもよいと言われていますが、6/18の展示を目指しています。完成するのか、どんな表示になるのかは当日の展示でご確認ください。なお、表示のみを目標とした第1段階の完成後、センサーを組み込んだインタラクション版にアップグレードする計画です。
このLED看板の機器構成は単純なものですが、電気電子の要素技術がバランスよく含まれていて、(看板の裏側を見てもらえると)電気電子技術を理解する一助になると思います。
“テープLEDの使い方(オープンキャンパス用に看板を作りました)” への1件の返信