先日、通信距離を確認するために裏山に分け入ってきました。冬とはいえ、まだ雑草も生い茂り、足下はなかなか不安定でした。
写真のように建物から80m以上離れた地点まで登りました。あたりには誰もいません。静寂の中、ときどき枯れ葉の落ちるかさかさという音が響きます。さすがに熊はいないと思うけども蛇じゃないよね、とちょっと不安になります。
そして予定外に2往復することとなりました。実験には2台の異なる性質の装置を持っていったのですが、1台が通信しなくなっていました。現地で問題点を見出せなかったので、別の装置を取りに戻らねばなりませんでした。
実験後、部屋に戻って点検したところ、電池ボックスから電池が外れかかっていました。どうやらぎりぎり通電するものの、電力消費の大きな部分で止まってしまっていたようです。LEDが点灯していたので、てっきり電源は大丈夫だと思い込んでいたのが敗因でした。
なんだそんなことだったのか、と現地で気づかなかった自分に呆れました。けれども、よく考えてみたら、今回の試行実験でよかったのです。沖縄に送り出してからだったら、もっと気づくのが遅れたかもしれません。やっぱり実験は大切です。
“裏山散策での気づき” への1件の返信