実験用に用意した小型PCのシステムをeMMCからSSDへ移動させようとしました。速度と容量を向上させるためです。
結果として久しぶりにClonezillaを利用させていただいてシステムコピーを行ったのですが、ここまでは案外と遠い道程でした。
というのはこの前に幾つかのLinux LiveUSBおよびUbuntuインストーラを試行したのですが、いずれも起動しませんでした。起動メニューからUSBを指定してもずっと画面が真っ黒なまま、CUIも出てきませんでした。
この問題はClonezillaでも同じだったのですが、もう他に選択肢を思いつきません。なにかないかとBIOS画面をしらみつぶしに確認しようと始めたところ、いきなり最初の項目でOS種類を選択するところがありました。後から調べてみるとUEFIと最近のWindowsの高速起動との関連でこの項目が登場したらしきことがわかりました。LinuxをVM以外で動かすのは何年ぶりだろうということで、浦島太郎的な状態でした。
というわけでClonezillaが起動したのですが、おそらくはその前に試行したLiveUSB等も同じ理由で起動できたのではないかと思います。
Clonezillaでは単純にLocal Device上のコピーを指定するだけであっさりと目的は達成できました。最後にBIOSでeMMCを無効化して(しなくても問題ないと思いますがシステムバックアップにもなりますし)、SSD起動になるようにBootメニューを編集して完了しました。