最近、TV会議システムを用いた学生との面談(スチューデントアワーの試み)を行いました。
ここではGoogle Meetを用いました。Google MeetはG SuiteのTV会議システムです。通常のGoogleサービスでのHangoutsとは性質が大きく異なります。
現在、話題のTV会議システムはTeamsとZoomと思います。そんな中、あえてMeetにしたのは、本学の学生全員にGoogleアカウントが発行されていることが理由の一つです。このためメール(メーリングリスト)で該当学生へURLを送るだけで開催可能です。学生側もPCでもスマフォでもリンクから簡単に接続できます。
Meetでも録画ができるので、この組み合わせを延長して授業実施&リモート参加&映像記録によるe-Learningをいっぺんに実現することも試行しています。そちらは後日、記事化する予定です。Meetの録画機能は最初、ちょっと戸惑いがあります。
Meetではどうやら標準では録画機能がOFFになっています。これはG Suiteの管理者にお願いして録画機能を有効化してもらう必要があります。
Meetでの録画操作は簡単です。接続後、画面右下のメニューから「ミーティングを録画」とします。ただ録画処理はちょっと独特?です。クラウド側での処理なので、すぐには録画ファイルは得られません。録画終了後にしばらくするとGdriveに「Meet Recordings」というフォルダが用意され、その中に動画ファイルが保存されます。このとき電子メールでお知らせが届きます。最初はどこにあるのか、と探し回ってしまいました(そうこうしているうちにメールが来てわかりました)。
今回、用いたハードウェアはノートPCの他にWebカメラとTV会議用マイク・スピーカーeMeet M1です。
Webカメラは入手が困難になっています。これは講義中に手元のアイテムを表示するために用いていたものです。私個人としてはカメラの映像は重要視していないので、ノートPC搭載のカメラでよいのですが、今回はあちこち向きを変えることを想定して別にしました。
マイク・スピーカーはこれまでにもTV会議を行うことがあったので、そのときに利便性を高めるために用意したものです。マイクの下には振動の影響防止のためにタオルを敷いてあります。ノートPC内蔵のマイクを使っていると、PCを使った内職が音でばれてしまう、ではなくて、タイピングの音が相手に響くなどの悪影響があります。
過去にTV会議をいろいろと考察した時期があって、高価な機材でなく、手軽な価格帯の機材で、どうやったらよいのか、ということを試行錯誤していました。256kbpsに速度制限された回線で長野の山中から参加したこともあります。
下の写真のものは試行の最中に入手したものです。左から2つ目のSANWA SUPPLY社製のマイクを愛用していましたが、先日、会議中に音がつながらなくなるというトラブルに見舞われ(発言できなくなった)引退だろうかと考えています(その後、問題点をチェックしていない)。右端のものはKING JIM社のMR360という360度カメラ&マイクです。PCからは通常のUSB接続のWebカメラに見える(4つのカメラの画像を2×2に並べた1つのカメラに見せることができる)ので、特殊な装置を必要とせずに利用できます。